◎湖・彫刻・動物園・遊園地が一度に楽しめる、山口県宇部市「ときわ公園」

山口県宇部市にあるときわ公園は常盤湖を中心に広がる約100haの巨大な総合公園です。
一般的な自然公園とはひと味違い、園内には湖、桜、季節の花、100点を超える野外彫刻、動物園、遊園地、植物館、石炭記念館までが集まっています。自然・文化・芸術・動物・遊びを一度に味わえるのが、この公園ならではの魅力です。

1925年(大正14年)宇部市の発展に貢献した実業家・渡邊祐策翁らからの土地寄贈を背景に市の公園として開設されました。2025年度には開設100周年を迎え、2026年はその翌年にあたります。
長い歴史を持ちながらも、動物園や植物館などを時代に合わせて整備し続けてきたため、歴史公園でありながら現代的な観光施設としての顔もあわせ持つ面白い立ち位置の公園です。

ときわ公園の基本情報

  • 名称:ときわ公園
  • 所在地:〒755-0001 山口県宇部市大字沖宇部254番地
  • 面積:約100ha
  • 入園料:無料(ときわ動物園、ときわミュージアム「世界を旅する植物館」は別途料金が必要)
  • 公園の利用時間:原則24時間・年中無休
  • 園内施設の休み:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月1日)。ときわ公園自体は無休です
  • 開設:1925年(大正14年)。2025年度に開設100周年を迎えました
  • 問い合わせ:ときわ公園企画課 TEL 0836-54-0551

ときわ公園のおもな歴史

  • 1925年:宇部市の公園として開設
  • 1995年:熱帯植物館が完成
  • 2001年:公園入園料を無料化、駐車場を有料化
  • 2007年:緑と花と彫刻の博物館「ときわミュージアム」が開館
  • 2013年:じゃぶじゃぶ池がオープン
  • 2014年:「ときわ公園次世代エネルギーパーク」計画が認定
  • 2015年:ときわ動物園の一部が先行オープン
  • 2016年:ときわ動物園がグランドオープン。常盤湖が「世界かんがい施設遺産」に登録
  • 2017年:ときわミュージアムがリニューアルオープン
  • 2024年:UBE現代日本彫刻展が「最も長く続いている野外彫刻展」としてギネス世界記録に認定

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🚗 駐車場情報

ときわ公園の駐車場は正面・中央・西・東・南の5か所に分かれ、24時間利用できます。公式サイトによると、それぞれの台数と用途は次の通りです。

  • 正面駐車場(正面入口前):約70台、大型バス不可
  • 中央駐車場(ときわレストハウス横):約150台、大型バス3台。動物園・遊園地へはこの駐車場が便利です
  • 西駐車場(ときわミュージアム横):約230台、大型バス1台。ときわミュージアムへはこの駐車場が便利です
  • 東駐車場(ときわ湖水ホール前):約610台、大型バス9台。ときわ湖水ホールへはこの駐車場が便利です
  • 南駐車場(常盤ふれあいセンター横):約180台、大型バス5台

合計すると約1,240台分と、規模の大きな公園らしいゆとりある収容力です。料金は時間制で、普通自動車は15分まで無料、2時間まで200円、3時間まで300円、4時間まで400円、24時間まで500円。大型自動車はそれぞれ800円、1,200円、1,600円、2,000円が目安です。24時間を超えるとその都度新たな入場として料金が加算されます。

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、正面入口総合インフォメーションなど最寄りの窓口で手帳と駐車券を提示すれば駐車料金が免除されます。バスで来園し、乗車人数の4分の1以上が該当する手帳をお持ちの場合も同様に免除の対象です。

広い園内を動物園・遊園地・ミュージアムとテーマごとに回るなら、目的の施設に近い駐車場まで楽天トラベル(レンタカー)で移動する方が歩く距離を大きく減らせます。

🚙 アクセス

  • 車:山陽自動車道宇部ICから約15分
  • 電車:JR常盤駅から徒歩約15分
  • 電車+バス:JR宇部新川駅からバスで約15分、「ときわ公園入口」バス停下車、徒歩約5分
  • 飛行機:山口宇部空港から車で数分(ときわミュージアム公式サイトの案内による)

ときわ公園の見どころ

🏞️ 常盤湖

  • 公園全体がこの湖を中心に形成されており、単なる景観用の池ではありません
  • 2016年(平成28年)に「世界かんがい施設遺産」に登録され、宇部地域の歴史的な農業・水利用を伝える施設としての一面も持っています
  • 湖の周囲には園路が整備され、水辺の景色を眺めながらの散策が楽しめます

🌸 桜・季節の花

  • 園内には約3,500本の桜があり、「さくら名所100選」にも選ばれています
  • 湖と桜と遊歩道が一体となった景観は、単純な桜並木にはない魅力です
  • 約2万株のハナショウブをはじめ、アジサイやツツジ、バラ、ハーブなど四季を通じて花を楽しめます
  • 「花いっぱい運動記念ガーデン」では、バラやハーブなどのガーデニング的な魅力も味わえます

🎨 野外彫刻と「UBE現代日本彫刻展」

  • 園内には歴代の作品を中心に100点を超える野外彫刻が常設展示され、散策の途中で不意にアート作品に出会える体験ができます
  • 旧称「UBEビエンナーレ」ことUBE現代日本彫刻展は、世界的にも歴史のある野外彫刻の国際コンクールで、3年に1度開催されています
  • 2024年(令和6年)、「最も長く続いている野外彫刻展」としてギネス世界記録に認定されました
  • 会場となる「彫刻の丘」では常盤湖を背景に大型彫刻を鑑賞でき、公園そのものが屋外美術館のような空間になっています
  • 2026年は第30回UBEビエンナーレの会期後設置期間も設けられています

🐒 ときわ動物園

  • 2016年にグランドオープンし、2026年3月19日にグランドオープンから10周年を迎えました
  • 檻の中に展示するのではなく、生息環境を再現する「生息環境展示」を重視しているのが最大の特徴です
  • 「アジアの森林ゾーン」ではテナガザルなどを展示し、水堀を使った展示方法が印象的です
  • 「中南米の水辺ゾーン」はアマゾン川流域やパンタナール湿原をイメージし、フサオマキザルなどを通常とは違う角度から観察できます
  • 「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」ではパタスモンキーやミーアキャット、ワオキツネザル、エリマキキツネザルなどに出会えます
  • 「山口宇部の自然ゾーン」は地元に生息する動物がテーマで、アルパカやウサギ、モルモットなど子どもが親しみやすい動物もいます
  • 入園料は一般500円、3歳以上中学生以下200円、70歳以上250円。開園時間は9:30〜16:30(最終入園16:00)です

🎡 ときわ遊園地

  • 遊園地への入園そのものは無料で、アトラクションを利用する際に「のりもの券」が必要になる仕組みです
  • 大観覧車やくるくるぞうさん、アモーレエキスプレス、ときわラビリンス、ゲームコーナーなどのアトラクションが揃っています
  • 営業時間は10:00〜17:00が基本ですが、冬のイルミネーションイベント「TOKIWAファンタジア」の期間中は夜間営業が行われることもあります
  • 公園散策から動物園、遊園地までを一日で回るファミリー向けコースを組みやすいのが魅力です

🌵 ときわミュージアム「世界を旅する植物館」

  • 2017年にリニューアルされ、「世界を旅し、感動する植物館」をコンセプトにしています
  • 原産地の植生を意識した8つのゾーンがあり、世界各地の植物を旅するように鑑賞できます
  • サボテンやコチョウラン、カトレア、食虫植物、熱帯植物などが並び、ときわ公園で作出されたオリジナルサボテンの展示もあります
  • 入館料は一般300円、70歳以上200円、18歳未満無料。開館時間は9:30〜16:30(最終入館16:00)です

⛏️ 石炭記念館

  • かつて石炭産業で大きく発展した宇部市の歴史を伝える施設です
  • 記念館のシンボルとなっている立坑櫓は、実際に炭鉱で使われていた施設をそのまま活用しています
  • ときわ公園がレジャー施設であると同時に、宇部市の産業史を学べる場所でもあることを実感できるスポットです

🏆 数々の名所評価

  • 国指定登録記念物(名勝地関係)、日本の都市公園100選、さくら名所100選、美しい日本の歩きたくなるみち500選、池坊花逍遥100選など、複数の名所評価を受けています
  • 常盤湖は世界かんがい施設遺産に登録されています
  • NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」では、総合公園として全国第1位にランキングされたこともあります

一日で回るならこんな流れ

初めて訪れるなら、午前中に常盤湖周辺を散策してからときわ動物園へ、昼食を挟んで午後はときわ遊園地、ときわミュージアム、野外彫刻を眺めながらの散策、そして石炭記念館という順番が効率的です。ただし全部をじっくり見ようとするとかなり広いので、「動物園中心」「花中心」「彫刻中心」など、テーマを決めて訪れるのもおすすめです。

季節の楽しみ方

  • 春:約3,500本の桜が常盤湖周辺を彩り、続けてハナショウブやアジサイが見頃を迎えます。
  • 夏:ミュージアムの熱帯植物や、緑濃い園内での散策が心地よい季節です。
  • 秋:紅葉と秋の花が園内を彩り、彫刻めぐりの散策にもちょうどよい気候になります。
  • 冬:「TOKIWAファンタジア」などのイルミネーションが園内を彩り、夜の公園も楽しめます。

訪問アドバイス

  • 動物園・植物館は別料金です。公園自体は無料ですが、目当ての施設がある場合は入園・入館料を事前に確認しておきましょう。
  • 火曜日は園内施設が休みになりやすい曜日です。動物園やミュージアム目当てなら日程を調整しましょう。
  • 目的地に近い駐車場を選ぶと歩く距離が減ります。動物園・遊園地なら中央、ミュージアムなら西、湖水ホールなら東が便利です。
  • 障害者手帳をお持ちの方は駐車料金が免除されます。最寄りの窓口で手帳と駐車券を提示しましょう。
  • 広大な敷地なので、歩きやすい靴での来園がおすすめです。
  • イベントが多い公園です。UBEビエンナーレ関連展示やカブクワ展、食虫植物展、夜咲花鑑賞会など、時期によって内容が大きく変わるので公式サイトでの事前チェックが安心です。

ときわ公園【まとめ】

ときわ公園は、宇部市民の憩いの場であると同時に山口県を代表する大型総合公園です。

常盤湖という歴史的なかんがい施設を中心に世界的な野外彫刻展、生息環境展示のときわ動物園、世界の植物が集まる植物館、宇部の産業史を伝える石炭記念館までが一体となっており「自然公園」「動物園」「遊園地」「美術館」「植物園」「歴史博物館」を一つの場所に集約したような非常に完成度の高い公園といえます。

最新のイベント情報や施設の休園状況は、訪問前にときわ公園公式サイトで確認しておくと安心です。