◎博多湾に浮かぶ島で出会う、海と花のパノラマ

福岡市街からフェリーでわずか10分。それだけでコンクリートの街並みから青い海と花畑の景色にがらりと切り替わります。能古島(のこのしま)の北端にある「のこのしまアイランドパーク」は、そんな非日常をぎゅっと詰め込んだ自然公園です。面積は約15万㎡、周囲約12kmの小さな島の丘陵地に、海を背景にした花畑が広がっています。

開園は1969年4月2日。創業者の久保田耕作氏が「やがて都市がコンクリートで埋め尽くされたとき、人は自然を求めるようになる」との信念のもと、私財を投じて荒地を一つひとつ手作業で整えていったのが始まりだそうです。その哲学は今も受け継がれ、年間約30種の花が一年を通して咲き誇ります。

日帰りはもちろん、コテージに泊まってゆっくり過ごすこともできるリゾート感のあるスポットなので、この記事では見どころから最新の入園料、アクセス方法まで詳しくご紹介します。

基本情報

  • 名称:のこのしまアイランドパーク
  • 所在地:福岡県福岡市西区能古(能古島北部)
  • 面積:約15万㎡
  • 開園:1969年(昭和44年)4月2日
  • 営業時間:月〜土曜 9:00〜17:30、日曜・祝日 9:00〜18:30(冬季は日祝も平日と同じ17:30まで)
  • 休園日:年中無休(悪天候時など臨時休園の場合あり)
  • 電話:092-881-2494

[PR]
時間を無駄にしてませんか?
通勤、通学、渋滞時・長距離ドライブなどのスキマ時間。「聴く読書」がおすすめ⇒Audibleプレミアムプランなら数十万以上の対象作品が聴き放題!

入園料

  • 大人(高校生以上):1,500円
  • こども(小・中学生):800円
  • 幼児(3歳以上):500円
  • 愛犬(1頭):500円(2024年9月から犬同伴での入園が可能になりました。キャリーバッグでの移動が必要な場面もあるので、事前にルールを確認しておくと安心です)
  • 団体割引:30名以上で2割引
  • 留学生割引:学生証の提示で1,000円
  • 遠足特別料金や福利厚生倶楽部の優待などもあり、詳細は公式サイトで確認できます
  • 体験プログラムや食事、宿泊は入園料とは別料金です

アクセス

  • フェリー:福岡市西区の姪浜旅客待合所(能古渡船場)から福岡市営渡船で約10分。片道運賃は大人230円・小人120円。おおむね1時間に1本運航しており、繁忙期は臨時便も出ます
  • 島内バス:能古島渡船場から西鉄バス「アイランドパーク行き」で約10〜13分。片道大人約240〜260円
  • 姪浜旅客待合所への行き方:地下鉄空港線「姪浜駅」からバスまたは徒歩、あるいは天神・博多からの西鉄バスで「能古渡船場」下車
  • 車:福岡都市高速環状線「愛宕出入口」から姪浜旅客待合所まで約3km。車両ごとフェリーに乗せることも可能ですが、予約はできず台数制限があるため、繁忙期は乗せられないこともあります
  • 駐車場:姪浜旅客待合所周辺に有料駐車場があります
  • レンタサイクル(電動アシスト付き、1日約2,000円)も用意されているので、徒歩に自信がない方や島内をのんびり回りたい方におすすめです

能古島は車の乗船に台数制限があるため、混雑シーズンは公共交通機関で渡るほうがスムーズです。福岡市街を観光の拠点にするなら、天神や博多駅で楽天トラベル(レンタカー)を借りて姪浜まで移動し、渡船場周辺の駐車場に停めてから船に乗る、という組み合わせも便利です。

見どころ

🌸 季節の花畑

「パノラマ花壇」をはじめ、海を背景にした花畑の景色がこの公園いちばんの魅力です。

  • 春:菜の花(3月上旬〜4月中旬)、桜(3月下旬〜4月上旬)、リビングストンデージー(4月上旬〜5月中旬、約3万株)、ポピーなどが咲き誇ります
  • 夏:ヒマワリ(例年7月中旬〜8月中旬が見頃、無料摘み取りイベントが実施される年もあります)、約5万株のマリーゴールドが斜面を彩るほか、サルビアやブーゲンビリアも楽しめます
  • 秋:早咲きコスモス約20〜50万本、遅咲きコスモス約30万本が10月上旬〜11月中旬にかけて見頃を迎え、志賀島や玄界島を背景にした花畑は圧巻です
  • 冬:スイセン、ツバキ、サザンカが花の少ない季節を彩ります

開花状況は天候によって前後するため、訪れる前に公式サイトの花情報ページで最新の見頃をチェックするのがおすすめです。

🎡 アクティビティ・体験

  • のこのこボール:ゲートボールに似たオリジナルスポーツで、9ホール500円、18ホール800円程度で楽しめます
  • ロープスキー:斜面をソリで滑るアトラクションで、幼児〜小学生に人気です
  • ふれあい動物園:ウサギやヤギなどと触れ合え、餌やりも体験できます
  • 陶芸体験:ろくろや楽焼絵付けに挑戦できます
  • アスレチック、子どもの広場、海に向かって漕げるロングブランコなど、遊具も充実しています

🏘️ 思ひ出通り

  • 昭和初期の街並みを再現したレトロなエリアで、駄菓子屋や工芸店が軒を連ねます
  • 遊具のレンタルもここで受け付けており、運動場で使う道具を借りることもできます

🍜 グルメ

  • 能古うどん(耕ちゃんうどんなど):細めでコシのある麺が特徴の島グルメです
  • バーベキュー(要予約)、レストラン「防人」、のこのしまバーガー、レトロ喫茶など、食事の選択肢も豊富です
  • 入口付近では地元のおばあちゃんたちが育てたさつまいもを使った天ぷらや、能古島名産の甘夏ジュースが販売されていることもあります

🏡 宿泊施設

  • ヴィラ防人:園内に10棟ある戸建てコテージで、潮風エリアと花畑エリアに分かれています
  • 能古島キャンプ村:海辺のバンガローやテントで泊まれるエリアで、南国リゾートを思わせるプライベートビーチが魅力です。送迎サービスもあります
  • コテージによっては犬同伴での宿泊が可能なタイプもあるので、愛犬と一緒に泊まりたい方は事前に確認しておくとよいでしょう

🛍️ ギャラリー・ショップ

  • 工芸品や島の特産品を扱うショップが園内に点在し、お土産探しにも困りません
  • 広々としたスポーツフィールドもあり、団体でのレクリエーションにも対応しています

訪問アドバイス

  • フェリーの時刻を事前に確認:運航はおおむね1時間に1本なので、乗り遅れると次の便まで待つことになります。往復の時刻を先に決めておくと安心です。
  • 車の乗船は台数に限りあり:予約はできないため、繁忙期にマイカーごと渡りたい場合は早めに渡船場へ向かいましょう。公共交通機関のほうが確実です。
  • 秋のコスモスシーズンは特に混雑:フェリーもバスも普段より混み合うため、時間に余裕を持った行動がおすすめです。
  • 愛犬連れは事前にルール確認を:2024年9月から同伴入園が可能になりましたが、バス乗車時のキャリー使用など細かなルールがあるので公式サイトで確認しておきましょう。
  • 歩きやすい靴で:園内は丘陵地にあり、坂や階段が多いエリアもあります。レンタサイクルの利用も検討してみてください。
  • 島時間を楽しむ余裕を:フェリーの待ち時間も含めて、半日〜1日ゆったり過ごすプランにすると、島ならではの空気を存分に味わえます。

のこのしまアイランドパーク【まとめ】

のこのしまアイランドパークは、福岡の都心からわずか10分のフェリーで訪れられるとは思えないほど、海と花に包まれた特別な時間を過ごせる場所です。

春夏秋冬それぞれに見頃を迎える花畑と、動物とのふれあいや陶芸体験、宿泊まで楽しめる懐の深さが人気の理由でしょう。

福岡市内の観光と合わせるなら、天神や博多エリアを巡ったあとに足を延ばすプランもおすすめです。最新の花の見頃やイベント情報、料金の変更などは、公式サイト「のこのしまアイランドパーク公式サイト」で随時更新されています。