◎日本最古の公立植物園「京都府立植物園」|見どころ・アクセス・駐車場を徹底ガイド
京都市左京区、賀茂川のほとりに広がる京都府立植物園は1924年(大正13年)に開園した日本最古の公立植物園です。2024年には開園100周年を迎え、次の100年に向けた新たなビジョンのもと、今も進化を続けています。
約24万平方メートルの広大な敷地には、約12,000種類・約12万本もの植物が植えられ、日本最大級の観覧温室から桜林、ばら園まで、一年を通じて四季折々の花や緑を楽しめます。地下鉄「北山」駅からすぐという抜群のアクセスの良さも魅力で、憩いの場としても学びの場としても、多くの人に愛されています。
この記事では、京都府立植物園の歴史や見どころ、アクセス・駐車場情報、季節ごとの楽しみ方まで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。
基本情報
- 名称:京都府立植物園(The Kyoto Botanical Gardens)
- 所在地:京都府京都市左京区下鴨半木町
- 種別:京都府立の総合植物園(日本最古の公立植物園)
- 面積:約24万平方メートル(甲子園球場約6個分)
- 植物の種類:約12,000種類(園芸品種約7,000種類、絶滅危惧種約300種類)、約12万本を植栽
- 開園:1924年(大正13年)1月1日、「大典記念京都植物園」として開園。2024年に開園100周年を迎えた
- 入口:正門・北山門・賀茂川門・北泉門の4カ所
- 年間来園者数:約90万人と、公立植物園としてトップクラスの人気
歴史
- 大正6年(1917年)に着工し、大正13年(1924年)1月1日に「大典記念京都植物園」として開園した、日本初の公立総合植物園
- 第二次大戦中は園内に菜園が設けられ食糧増産の場となり、戦後の昭和21年(1946年)からは12年間、連合軍に接収されるという苦難の時代を経験。多数の樹木が伐採された
- 昭和36年(1961年)4月、「京都府立植物園」として姿を一新し、憩いの場・教養の場として再開園
- 再開後も整備が進み、昭和45年(1970年)に「日本の森」、昭和56年(1981年)に「洋風庭園」を造成
- 平成4年(1992年)に観覧温室・植物園会館が竣工し、同年12月に北山門を整備
- 令和6年(2024年)に開園100周年を迎え、生物多様性の保全に貢献する植物園として新たなビジョンを掲げている
アクセス
- 電車:京都市営地下鉄烏丸線「北山」駅3番出口からすぐ、または「北大路」駅3番出口から東へ徒歩約10分
- 電車:京都駅から地下鉄烏丸線で約20分
- バス:市バス「植物園前」下車、徒歩約5分(北大路通側)。「植物園北門前」「北山駅前」バス停も利用可能(北山通側)
- バス:京阪「出町柳」駅から市バス1系統または京都バス「静原」「市原」行きで「植物園前」下車、徒歩約5分
- 車:名神高速道路「京都南」IC・「京都東」ICから京都市内北山方面へ約30分。カーナビは「京都府立植物園駐車場」で検索すると便利
京都駅から楽天トラベル(レンタカー)で北山エリアを巡りたい方は、事前予約がお得です。
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🅿️ 駐車場情報
正門ロータリー東側(北大路橋東詰から正門へ向かう途中)に、植物園専用の駐車場・駐輪場があります。
- 収容台数:約150台(正門前)
- 料金:乗用車300円/1時間以内、以降加算で最大1,200円/1日。バス2,550円/1回
- 身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳等を持つ方は、手帳原本またはミライロIDの提示で駐車料金・入園料ともに無料(介護者を含む)
- 自転車・バイクの駐輪は無料。正門・北山門・賀茂川門の3カ所で駐輪可能(北泉門は自転車のみ、下鴨中通西側の駐輪場を利用)
- 春の桜シーズンや秋の紅葉シーズンの週末は、正門へ向かうけやき並木が駐車場待ちの車で渋滞することがある。平日でも満車になることが多いため、できるだけ早い時間の来園か、地下鉄・バスの利用がおすすめ
京都府立植物園の見どころ
🌴 観覧温室|日本最大級、8つの部屋を巡る熱帯植物の世界
- 延床面積約4,694平方メートルの日本最大級の観覧温室。外観は池に浮かぶ金閣寺と北山連峰のシルエットをイメージした優美なデザイン
- ジャングル室・有用作物室・冷房室・砂漠サバンナ室・昼夜逆転室・高山植物室・ラン/アナナス室など8つの部屋を回遊式に巡る構成で、約4,500種類もの熱帯・亜熱帯植物を展示
- アフリカバオバブや奇想天外(キソウテンガイ)、世界最大の花として知られるショクダイオオコンニャク(2021年に開花に成功)など、国内初展示・初開花の植物も多数
- 昼夜逆転室では月下美人やツキミソウなど夜に咲く花を昼間に観賞できる仕掛けがあり、11月〜4月は季節閉室となる
- 食虫植物展などの企画展も随時開催されている
🌸 桜林|約180品種・500本、1カ月以上続く花見の名所
- 正門正面奥に広がる桜林では、3月上旬のカンヒザクラから4月下旬の菊桜(キクザクラ)まで、約180品種・500本の桜を1カ月以上にわたって楽しめる
- ソメイヨシノや八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)に加え、4月中旬以降には黄緑色の花を咲かせる御衣黄(ギョイコウ)など珍しい品種も見られる
- 桜の木の下でのお花見も可能(アルコールの持ち込みは不可)で、地元市民にも愛される定番スポット
- 桜シーズンには夜間ライトアップも実施され、昼とは違う幻想的な姿を楽しめる
🌳 くすのき並木・ヘリテージツリーズ|樹齢100年を超える歴史的樹木
- 正門から続く1,200メートルにおよぶくすのき並木は、樹齢100年を超える巨木が並ぶ、開園当初からの象徴的な景観
- 園内には樹齢100年以上の歴史的な樹木を紹介する「ヘリテージツリーズ」の取り組みもあり、植物園の長い歴史を感じながら散策できる
🌹 テーマ別エリア|ばら園・植物生態園・日本の森・洋風庭園
- ばら園では春・秋にさまざまな品種のバラが咲き誇り、香りとともに楽しめる
- 植物生態園・日本の森では、日本各地の自生植物や里山の生態系を再現したエリアを散策できる
- 洋風庭園には噴水を中心とした沈床花壇があり、華やかな洋花が四季を彩る
- 四季彩の丘、正門花壇、なからぎの森なども点在し、園内のどこを歩いても季節の発見がある
🍄 どんぐりーんらぼ・きのこ文庫|子どもと楽しむ体験エリア
- 子ども向けの体験エリア「どんぐりーんらぼ」では、遊びながら植物や自然について学べる
- 観覧温室南側の「未来くん広場」には、ベニテングタケをモチーフにした本棚「きのこ文庫」があり、絵本など約2,400冊が収められた隠れたフォトスポットになっている
季節ごとのイベント・楽しみ方
🌸 桜・チューリップ(春)
3月上旬から4月下旬まで約180品種・500本の桜が咲き継ぐほか、正門花壇周辺ではチューリップも見頃を迎え、桜とチューリップの共演が植物園を代表する春の風景となります。桜シーズンには夜間ライトアップイベント(日没〜21:00頃)も実施されます。
🌺 バラ・アジサイ・スイレン(初夏〜夏)
ばら園のバラが見頃を迎えるほか、あじさい園や沈床花壇周辺でアジサイやスイレンも楽しめます。
🍁 紅葉(秋)
イロハモミジやフウ、ランシンボク、イチョウなどが色づき、園内が紅葉に包まれます。秋にはライトアップイベント「LIGHT CYCLES KYOTO」なども開催され、夜の植物園を幻想的に演出します。
❄️ 冬の植物園
屋外の花は少なくなりますが、観覧温室では一年中熱帯植物を楽しめるほか、寒椿やロウバイなど冬に咲く花も見どころです。
🎨 展示会・講演会・ワークショップ
植物園教室や観察会、園芸相談など、学びの場としてのイベントも豊富に開催されています。開催日程・参加費は公式サイトで随時更新されるため、訪問前にチェックするのがおすすめです。
四季の楽しみ方まとめ
- 春:桜林の約180品種・500本の桜とチューリップの競演が見どころ。夜間ライトアップも開催。
- 夏:ばら園のバラやアジサイ、スイレンが咲き誇り、緑豊かな木陰でのんびり過ごせる。
- 秋:イロハモミジやイチョウの紅葉が園内を彩り、ライトアップイベントも開催される。
- 冬:観覧温室で一年中熱帯植物を楽しめ、寒椿やロウバイなど冬ならではの花も見られる。
開園時間・料金
- 開園時間:9:00〜17:00(入園は16:00まで)
- 観覧温室:10:00〜16:00(入室は15:30まで)。昼夜逆転室は11月〜4月は閉室
- 休園日:12月28日〜1月4日(季節・イベントにより変更あり)
- 入園料(観覧温室込み):一般500円、65歳以上・高校生250円、中学生以下無料
- 年間パスポートあり、団体割引あり
- 障害者手帳(またはミライロID)の提示で本人と介助者の入園料・駐車料金が無料
- クレジットカード対応
訪問アドバイス
- 桜・紅葉シーズンの混雑は激しく、駐車場も満車になりやすいため、できるだけ地下鉄やバスでのアクセスがおすすめです。
- 観覧温室は入園料に含まれるため、追加料金なしで日本最大級の熱帯植物コレクションを楽しめます。
- 昼夜逆転室は冬季閉室となるため、夜咲きの花を目当てに訪れる場合は開室期間を事前に確認しましょう。
- 家族連れには、どんぐりーんらぼやきのこ文庫など子ども向けの体験・撮影スポットもおすすめです。授乳室・おむつ交換台も完備。
- 頻繁に訪れる方は、年間パスポートの利用がお得です。
- 最新の花の見頃やイベント情報は、訪問前に公式サイトで確認してからお出かけください。
京都府立植物園【まとめ】
京都府立植物園は、100年を超える歴史と、日本最大級の観覧温室、約12,000種類もの植物を誇る、日本を代表する植物園です。桜や紅葉のシーズンはもちろん、一年を通じて四季折々の植物との出会いがあり、何度訪れても新しい発見があります。
地下鉄「北山」駅からのアクセスの良さも魅力なので、京都観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
最新の開花状況やイベント情報は、京都府立植物園公式サイトで必ず確認してからお出かけください。
- 投稿タグ
- 京都市左京区 公園
