◎「日本の都市公園100選」宝が池公園|見どころ・アクセス・駐車場を徹底ガイド

京都市左京区、比叡山の麓に広がる宝が池公園(たからがいけこうえん)は、宝が池を中心とした里山の自然と、子どもたちに大人気の「子どもの楽園」を併せ持つ総合公園です。「日本の都市公園100選」にも選ばれた、京都でも屈指の自然派スポットです。

都市計画面積は約128.9ヘクタール、実際に開園している面積だけでも約62.7ヘクタールという広大な敷地には、宝が池でのボート遊び、桜の名所「桜の森」、子どもが主役の遊び場「子どもの楽園」、野鳥観察ができる「野鳥の森」など、家族連れから自然好きまで一日中楽しめる見どころが詰まっています。

この記事では、宝が池公園の歴史や見どころ、アクセス・駐車場情報、季節ごとの楽しみ方まで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

基本情報

  • 名称:宝が池公園(たからがいけこうえん)
  • 所在地:京都府京都市左京区(子どもの楽園:上高野流田町8)
  • 種別:京都市営の総合公園
  • 面積:都市計画面積 約128.9ヘクタール、開設面積 約62.7ヘクタール
  • 「日本の都市公園100選」に選定
  • 構成エリア:宝が池を中心とした本体部、東側の「子どもの楽園」、南西側の運動施設、国際会館駅付近の「北園」など
  • 国立京都国際会館・グランドプリンスホテル京都に隣接

歴史

  • 宝が池:江戸時代中期の宝暦年間(1763年頃)に、松ヶ崎周辺の深刻な水不足を解消するための農業用灌漑溜池として造成。当初は湧き水をせき止めただけの小さな池だった
  • 安政2年(1855年)の修理・拡張工事で、ほぼ現在の規模に
  • 昭和17年(1942年)、宝が池付近が防空緑地として都市計画決定されたのが公園化の始まり
  • 戦後、規模を拡大した大公園として計画変更されるも、財源難で頓挫。昭和26年(1951年)頃からようやく施設整備が始まる
  • 昭和36年(1961年)、国立京都国際会館の建設が決定してから施設整備が大幅に進展
  • 昭和39年(1964年)5月、宝ヶ池競輪場の跡地を利用して「子どもの楽園」が開設
  • その後、菖蒲園(昭和46年/1971年)、憩の森(昭和49年/1974年)、桜の森(昭和52年/1977年)、北園(昭和53年/1978年)、野鳥の森(平成4年/1992年)と順次整備され、現在の姿になった
  • 子どもの楽園は2008年(平成20年)にリニューアルオープン
  • 2025年4月には運動施設内に「宝が池アーバンスポーツパーク」が新設された

アクセス

  • 電車:叡山電鉄「宝ケ池」駅から徒歩約5分(子どもの楽園)
  • 電車:京都市営地下鉄烏丸線「国際会館」駅5番出口から徒歩すぐ(北園・本体部)
  • 電車:地下鉄烏丸線「国際会館」駅から徒歩約15分(子どもの楽園)
  • 電車:地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅出口2から徒歩約10分(運動施設・アーバンスポーツパーク)
  • バス:京都バス「宝ヶ池公園前」「宝ヶ池公園北口」など下車すぐ

京都駅から少し足を延ばして宝が池公園を訪れる際は、楽天トラベル(レンタカー)の事前予約もおすすめです。

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🅿️ 駐車場情報

子どもの楽園に隣接する形で、公園の有料駐車場があります(北側の駐車場入口から入場)。

  • 収容台数:通常102台+臨時69台の合計最大171台程度
  • 料金:入場から40分ごとに200円。最大料金は平日(月〜金)520円、土・日・休日900円(2023年4月改定)
  • 支払いは現金のみ
  • 利用時間を過ぎると翌日まで出庫できない場合があるため、閉園時間前の出庫を心がけましょう
  • 駐車場からボート乗り場のある宝が池や国立京都国際会館までは、それぞれ徒歩約800m(10分程度)の距離があります
  • 桜のシーズンや休日は満車になりやすいため、早めの来園や公共交通機関の利用がおすすめです

宝が池公園の見どころ

🎈 子どもの楽園|子どもが主役の遊び場(東端・約3.3ha)

  • 昭和39年(1964年)に競輪場の跡地を利用して開設され、2008年にリニューアルオープンした、子ども専用の遊び場
  • 「大広場」「遊具ゾーン」「プレイパークゾーン」の3つのゾーンで構成され、夢の山(大型滑り台)、迷路、ザイルクライミング、バスケットブランコ、噴水広場、砂場など多彩な遊具が揃う
  • プレイパークゾーンでは、自然の中で自由に工夫して遊ぶ「自分の責任で自由に遊ぶ」がコンセプトの遊びも楽しめる
  • 人工芝の屋根付き広場もあり、雨の日でも遊びやすい
  • 周囲はコナラやアカマツ、ミツバツツジなどの雑木林に囲まれ、小鳥や虫、カエルなどの生き物と出会えることも
  • 注意:中学生以上のみでの入園はできず、必ず子ども同伴での利用となる

🚣 宝が池(本体部)|ボート遊びと遊歩道

  • 比叡山と国立京都国際会館を借景にした、宝が池を一周する約1,500mの遊歩道はジョギングコースとしても人気
  • 手漕ぎボート(1時間1,000円)と足漕ぎのラッキーボート(30分1,000円)の2種類のレンタルボートがあり、定員はいずれも3名。水上から眺める国際会館は、ボートに乗った人だけが見られる特別な景色
  • ボート営業時間は土日祝10:00〜17:30、平日12:00〜17:30(冬季12/15〜3/15は土日祝のみの短縮営業)
  • 池にはニホンイシガメやナマズ、コイなども生息し、水辺の生き物観察も楽しめる

🌸 桜の森|約600本の桜が彩る花見の名所

  • 昭和52年(1977年)に整備された、宝が池を象徴する桜の名所。約600本の桜が3月下旬〜4月上旬に満開を迎える
  • 林の中ではコバノミツバツツジも咲き、ピンクのトンネルのような華やかな景色が楽しめる
  • ボートに乗って池を囲む桜を眺めるのも人気の楽しみ方

🦆 野鳥の森|65種以上の野鳥が確認された自然観察エリア

  • 平成4年(1992年)に整備された、野鳥観察のためのエリア
  • これまでに65種類もの野鳥の観察実績があり、特に冬季に飛来するオシドリは宝が池公園の名物としても知られる
  • カワセミも見られ、豊かな水辺の生態系を感じられるスポット

🐴 憩の森|平安騎馬隊の馬に会える広場

  • 昭和49年(1974年)に整備された、木々に囲まれた小ぢんまりとした広場
  • 京都府警察・平安騎馬隊の厩舎があり、開門時間(10:00〜16:00)中は馬を見学することができる、ちょっと意外な人気スポット

🌼 菖蒲園・梅林園|季節の花を楽しむエリア

  • 昭和46年(1971年)整備の菖蒲園では、初夏(6月頃)に色とりどりの花菖蒲が見頃を迎える
  • 梅林園では早春に梅の花が楽しめ、桜シーズンに先駆けて春の訪れを感じられる

🛹 北園・宝が池アーバンスポーツパーク|運動施設とスポーツエリア

  • 比叡山を望む広々とした「北園」は、イベント開催地としても利用される開放的なエリア
  • 南西側の運動施設にはフットサルコートやテニスコート、球技場があり、関西の大学対抗ラグビーの試合場としても知られる
  • 2025年4月にオープンした「宝が池アーバンスポーツパーク」は、高さ約3.3mの大型バーチカルを備えたスケートボード上級者向けの「メインパーク」と、3人制バスケットボールやダブルダッチなども楽しめる初心者向けの「ミニパーク」の2エリアで構成。利用は電子チケットの事前購入制
  • 利用時間はメインパーク9:00〜19:00、ミニパーク9:00〜21:00

季節ごとのイベント・楽しみ方

🌸 桜(3月下旬〜4月上旬)

桜の森を中心に約600本の桜が満開を迎え、ボートから花見を楽しむ人で賑わいます。芝生広場ではお弁当を広げてのんびり過ごすのもおすすめです。

🌿 新緑・菖蒲(初夏)

桜が終わると新緑がまぶしい季節に。6月頃には菖蒲園で花菖蒲が見頃を迎え、しっとりとした風情を楽しめます。

✨ ホタル観察(初夏)

宝が池周辺の水辺では、条件が揃えばホタルの観察も可能です。夜間の観察となるため、足元に注意しつつ静かに楽しみましょう。

🍁 紅葉(秋)

池の周囲の木々が色づき、ボートに乗って水面に映る紅葉を眺めるのも人気。野鳥の森では冬鳥の飛来も始まるシーズンです。

💦 親水空間での水遊び(夏)

子どもの楽園では、夏場に水遊びができる親水空間が用意され、キッチンカーの出店もあり、暑い季節も一日中楽しく過ごせます。

🌳 プレイパーク(日曜など)

子どもの楽園のプレイパークゾーンでは、定期的に自然素材を使った遊びのプログラムが開催され、木登りや泥んこ遊びなど自由な発想での遊びを体験できます。

四季の楽しみ方まとめ

  • 春:桜の森の桜とコバノミツバツツジが公園を彩り、ボートからのお花見も楽しめる一番の賑わいシーズン。
  • 夏:子どもの楽園の親水空間での水遊びや、宝が池周辺でのホタル観察が楽しめる。
  • 秋:紅葉と野鳥観察がベストシーズン。ボートから眺める紅葉も格別。
  • 冬:オシドリなど冬鳥が飛来し、静かな水辺で野鳥観察を楽しめる。

開園時間・料金

  • 公園全体:基本的に終日開放(一部施設を除く)
  • 子どもの楽園:9:00〜16:30(夏休み期間は延長あり)、入園無料
  • 休園日(子どもの楽園):12月29日〜1月3日ごろ
  • ボート:土日祝10:00〜17:30、平日12:00〜17:30(冬季は土日祝のみ・短縮営業)。手漕ぎ1時間1,000円、足漕ぎラッキーボート30分1,000円(各定員3名)
  • アーバンスポーツパーク:メインパーク9:00〜19:00、ミニパーク9:00〜21:00(電子チケット事前購入制)

訪問アドバイス

  • 子どもの楽園は子ども同伴が必須で、中学生以上のみでの入園はできないので注意しましょう。
  • 駐車料金は現金のみで、利用時間を過ぎると翌日まで出庫できないことがあるため、時間に余裕を持って利用しましょう。
  • ボートに乗る予定があれば、営業時間(特に冬季の短縮営業)を事前に確認しておくと安心です。
  • アーバンスポーツパークの利用には電子チケットの事前購入が必要なので、専用サイトからの予約を忘れずに。
  • 雨の日でも子どもの楽園には屋根付きの人工芝広場があるため、天候を気にせず遊べます。
  • 桜シーズンや休日は駐車場が満車になりやすいため、地下鉄や叡山電鉄でのアクセスもおすすめです。

宝が池公園【まとめ】

宝が池公園は、江戸時代から続く宝が池の歴史と子どもの楽園に代表される充実した遊び場、そして四季折々の自然観察スポットを兼ね備えた京都市内でも有数のスケールを誇る総合公園です。
ボート遊びや桜の名所巡り、野鳥観察、さらには2025年オープンのアーバンスポーツパークまで、世代を問わず一日中楽しめます。京都観光の合間に、少し足を延ばして自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

最新のイベント情報や施設の営業状況は、京都市や京都市都市緑化協会の公式サイトで必ず確認してからお出かけください。