◎「日本のエーゲ海」と称される白亜の絶景「白崎海岸県立自然公園」

白崎海岸県立自然公園は、和歌山県日高郡由良町に位置する県立自然公園です。中心となる白崎海岸は「日本の渚百選」に選ばれ、真っ白な石灰岩と紺碧の海のコントラストから「日本のエーゲ海」とも称される、和歌山を代表する絶景スポットです。

約2億5000万年前、古生代ペルム紀に形成された石灰岩が露出した岩礁海岸で、カルスト地形やフズリナ・ウミユリなどの化石も観察できる学術的にも貴重な景勝地。
かつてはセメント原料として石灰石が採掘されていましたが、1972年(昭和47年)の閉山後に自然公園として整備され現在は道の駅を兼ねた「白崎海洋公園」が拠点施設となっています。

絶景ドライブや遊歩道の散策はもちろん、ダイビングやシュノーケリング、オートキャンプ、星空観察まで楽しめる、アクティブ派にも人気のスポット。この記事では基本情報からアクセス、見どころまで詳しくご紹介します。

基本情報

  • 所在地:和歌山県日高郡由良町大引周辺(中心施設は白崎海洋公園:由良町大引960-1)
  • 指定:昭和33年(1958年)7月10日に県立自然公園に指定。面積約220ヘクタール
  • 特徴:約2億5000万年前の古生代ペルム紀に形成された石灰岩が露出した岩礁海岸。カルスト地形や化石(フズリナ、ウミユリなど)が見られ、黒島のハカマカズラ自生北限域など貴重な植生もあります
  • 入園料:基本無料(一部施設やキャンプ・鍾乳洞・クルーズなどは有料)
  • 白崎海洋公園の営業時間:10:00〜18:00

アクセス

  • 車:阪和自動車道(湯浅御坊道路)「広川IC」から国道42号経由で約15〜30分
  • 大阪方面から車で約1時間半〜2時間程度
  • 電車・バス:JRきのくに線「紀伊由良駅」から中紀バス(土日祝中心の運行)で約30分、またはタクシーで約10〜15分


公共交通の便が限られるエリアのため、車でのアクセスがおすすめです。

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🅿️ 駐車場情報

  • 道の駅白崎海洋公園に無料駐車場あり(普通車約87〜188台程度)。展望台方面には第2駐車場もあります
  • キャンプ場専用の駐車場も別途整備されています(小型84台・大型3台、1サイトにつき1台まで乗り入れ可)
  • 道路工事などにより一時的に車両通行止めとなることがあるため、訪問前に公式サイトの最新情報を確認しましょう

見どころ

⛵ 白崎海洋公園(道の駅白崎海洋公園)

  • 公園の拠点施設。展望台からは白い石灰岩と青い海が織りなすパノラマビューを一望できます
  • 遊歩道、オートキャンプ場、レストラン、物産販売、観光案内所が集まり、あかもく丼・しらす丼(各900円)、えびカツバーガー(700円)、白崎ソフトクリーム(400円)などのご当地グルメも楽しめます
  • 3〜7月頃は繁殖のためウミネコが飛来し、独特の鳴き声とともに海辺の生態を観察できます

🪨 立厳岩(たてごいわ)

  • 白崎海岸のシンボル的な奇岩。海に屹立するその姿は、公園を代表する撮影スポットです

🚶 遊歩道・展望台

  • 石灰岩の岩場を歩きながら絶景を楽しめる遊歩道が整備されています
  • 一周の所要時間は30分〜1時間程度。岩場は滑りやすい箇所もあるため、歩きやすい靴での散策がおすすめです

🕳️ 戸津井鍾乳洞

  • 白崎海洋公園の近くにある、約2億5000万年前に形成された全長約100mの鍾乳洞
  • 石柱の間、針天井の間(見どころ「天のカーテン」)など6つの区画に分かれ、探検気分を味わえます
  • 入場料は大人400円・小人200円。土日祝を中心に開洞し、冬休み期間(例年12/25〜28、1/3〜1/6)は平日も開洞、年末年始は休園となります

🤿 ダイビング・マリンスポーツ

  • 水中洞窟やビーチポイントが人気で、初心者から上級者まで楽しめるダイビングスポットとして知られています
  • シュノーケリングも可能で、透明度の高い海で石灰岩の水中景観を楽しめます

⛺ キャンプ・星空観察

  • オートサイト・フリーサイトを備えたオートキャンプ場のほか、中型・大型のログハウスも用意されています
  • 光害が少なく、夜は満天の星空が広がることでも人気。夏場は海風が強く吹くことがあるため、テントの設営や焚き火の際は注意が必要です

🚤 白崎クルーズ

  • 地元の現役漁師が船頭を務める観光クルーズ。海上から石灰岩の断崖や浸食地形を間近に眺められます
  • 料金は大人2,000円・子供1,600円(60分コース)、大人1,700円・子供1,300円(30分コース)。要予約
  • 運が良ければウミネコへの餌付け体験もでき、地形や海域を知り尽くした漁師ならではの語りも魅力です

四季のまとめ

  • 春:3〜7月にかけてウミネコが飛来し、海辺の景色に彩りを添えます
  • 夏:ダイビングやシュノーケリング、キャンプが最盛期を迎える、公園随一のハイシーズンです
  • 秋:観光客が落ち着き、澄んだ空気の中で石灰岩と海のコントラストをじっくり楽しめます
  • 冬:空気が澄み、夜は満天の星空観察に最適な季節です

夕日の美しさでも知られ、「日本の夕日百選」にも関連する景勝地として紹介されています。

訪問アドバイス

  • 岩場は滑りやすいので注意:白い石灰岩は濡れると特に滑りやすくなるため、遊歩道の散策には歩きやすい靴が必須です
  • マリンアクティビティは天候次第:天候や波の状況によりダイビングやクルーズが中止・変更になることがあるため、事前予約時に確認しましょう
  • 戸津井鍾乳洞は開洞日をチェック:基本的に土日祝中心の開洞のため、平日に訪れる場合は事前に開洞状況を確認しておくと安心です
  • 公共交通は本数が少ない:路線バスは土日祝中心の運行のため、平日に電車で訪れる場合はタクシーの利用も検討しましょう
  • 最新情報は公式サイトで:道路工事や施設休館など、時期により通行止めが発生することがあるため、訪問前に公式サイト(shirasaki.or.jp)で最新情報を確認するのがおすすめです

白崎海岸県立自然公園【まとめ】

白崎海岸県立自然公園は約2億5000万年前の石灰岩がつくり出す白亜の岩場と紺碧の海が織りなす、和歌山でも屈指の絶景スポットです。

展望台からのパノラマビュー、遊歩道の散策、ダイビングやクルーズ、キャンプでの星空観察まで、楽しみ方は人それぞれ。地元漁師の語りとともに海から絶景を眺める白崎クルーズは、ここでしか味わえない特別な体験です。最新の営業状況やキャンプ予約は、公式サイト「白崎海洋公園」でご確認いただくことをおすすめします。