◎白亜の天守と城下の動物園が同居する和歌山市のシンボル「和歌山城公園」

和歌山城公園は、和歌山県和歌山市の中心部、虎伏山(とらふすやま)一帯に広がる国の史跡・和歌山城を中心とした都市公園です。2019年に「和歌山公園」から「和歌山城公園」へと名称が変更されました。
白亜の天守閣がそびえる城郭を中心に、名勝庭園や無料の動物園までがコンパクトにまとまっており、日本100名城にも選ばれた和歌山市のシンボル的スポットです。

豊臣秀吉の弟・秀長による築城から、紀州徳川家55万5千石の居城としての歴史まで、天守閣や石垣を歩くだけで戦国〜江戸時代の物語を体感できます。
一方で、城内には全国でも珍しい無料の動物園があり、歴史好きから家族連れまで幅広く楽しめるのも大きな魅力です。

公園内の散策自体は無料で、天守閣や庭園など一部施設のみ有料。桜や紅葉の季節は特に美しく和歌山市を訪れたらまず立ち寄りたい定番スポットです。
この記事では基本情報からアクセス、見どころまで詳しくご紹介します。

基本情報

  • 所在地:和歌山県和歌山市一番丁3
  • 特徴:天守閣・庭園・動物園などが一体となった城郭公園。春の桜、秋の紅葉が特に美しい
  • 入園料:公園内の散策は無料。天守閣や一部施設は有料
  • 天守閣・わかやま歴史館:9:00〜17:30(入場17:00まで)。7月21日〜8月24日は「和歌山城納涼ナイター」として20:00まで延長(入場19:30まで)
  • 西之丸庭園(紅葉渓庭園):9:00〜17:00(入園16:45まで)
  • 動物園:9:00〜17:00
  • 休館日:天守閣・庭園などは12月29日〜31日。動物園は6〜9月・12〜2月の火曜日(祝日の場合は翌日)など
  • 問い合わせ:和歌山城整備企画課 TEL 073-435-1044/天守閣 TEL 073-422-8979

アクセス

  • 南海和歌山市駅から徒歩約10〜15分
  • JR和歌山駅から和歌山バスで約7〜10分、「公園前」または「和歌山城前」下車、徒歩すぐ〜10分
  • 車:阪和自動車道「和歌山IC」から約15分


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🅿️ 駐車場情報

  • 和歌山城公園駐車場(一般):約58台収容、24時間年中無休。料金は最初の1時間200円、2時間まで360円、以降1時間ごとに200円(高さ2.6m以下、マイクロバス不可)
  • 観光バス用駐車場も別途約10台分あり
  • 桜の開花時期やイベント開催時は混雑し満車になりやすいため、満車の場合は市営中央駐車場・北駐車場(市役所隣)など近隣の駐車場も利用できます

見どころ

🏯 天守閣

  • 三層の白亜の連立式天守。最上階からは和歌山市街や紀ノ川を望む360度パノラマが楽しめます
  • 内部には刀剣や甲冑などが展示されており、紀州徳川家の歴史を学べます
  • 入場料:大人410円、小人(小中学生)200円。30名以上で団体割引あり
  • 元旦は6:00〜9:00に無料開放され、天守閣から初日の出を望むことができます

🍁 名勝 西之丸庭園(紅葉渓庭園)

  • 江戸時代初期に作庭された池泉回遊式の大名庭園で、国の名勝に指定されています
  • 虎伏山の渓地形を活かした造りで、秋には紅葉が堀の水面に映り込む美しい景観が広がることから「紅葉渓庭園」とも呼ばれます
  • 入園無料

🌉 御橋廊下

  • 二の丸と西之丸を結ぶ屋根付きの橋で、約11度の勾配を持つ全国でも珍しい構造をしています
  • 藩主やお付きの女性が行き来したとされる橋で、2006年に復元されました
  • 無料で渡ることができます

🍵 茶室 紅松庵

  • 西之丸庭園内にある茶室で、抹茶と和菓子をいただきながら庭園を眺められます(有料)

📚 わかやま歴史館

  • 和歌山城の歴史資料の展示やVR体験、観光案内が楽しめる施設
  • 歴史展示室の入場料は大人100円

🐾 和歌山城公園動物園

  • 城内にある全国でも珍しい無料の動物園。大正時代から続く長い歴史を持ちます
  • 哺乳類中心の「童話園」と水鳥中心の「水禽園」に分かれ、約50種の動物を飼育
  • 紀州犬とのふれあいなど、家族連れに人気の体験も用意されています

🪨 石垣・岡口門など

  • 豊臣期・浅野期・徳川期でそれぞれ積み方が異なる石垣が残っており、時代ごとの技術の違いを見比べられます
  • 岡口門は国の重要文化財に指定されており、当時の姿を今に伝える貴重な建造物です
  • 護国神社なども園内の見どころのひとつです

歴史

  • 天正13年(1585年)、紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に虎伏山への築城を命じ、和歌山城が誕生しました
  • その後、桑山氏・浅野氏を経て元和5年(1619年)、徳川家康の十男・頼宣が入城。紀州徳川家(御三家のひとつ)の居城として整備・拡張されました
  • 紀州徳川家からは8代将軍吉宗や14代将軍家茂を輩出しています
  • 明治34年(1901年)に和歌山公園として一般公開、昭和6年(1931年)に国の史跡に指定されました
  • 昭和20年(1945年)の和歌山大空襲で天守が焼失。現在の天守は昭和33年(1958年)に鉄筋コンクリートで外観復元されたものです

四季のまとめ

  • 春:天守閣周辺の桜が見頃を迎え、城下がお花見客でにぎわう季節です
  • 夏:7月21日〜8月24日は「和歌山城納涼ナイター」で天守閣が夜まで開場し、夕涼みがてらの観光が楽しめます
  • 秋:西之丸庭園の紅葉が堀の水面に映える、公園随一の美しいシーズンです
  • 冬:元旦は天守閣が早朝無料開放され、初日の出スポットとしても親しまれています

訪問アドバイス

  • 歴史好きは天守と庭園をじっくり:天守閣とわかやま歴史館、西之丸庭園を組み合わせれば、和歌山城の歴史をより深く味わえます
  • 家族連れは動物園も忘れずに:無料の動物園は天守閣のすぐ近くにあり、歴史観光と組み合わせやすい立地です
  • 桜・イベント時期は駐車場が混雑:園内駐車場は約58台と限られるため、満車の場合は市営中央駐車場・北駐車場など周辺駐車場の利用を検討しましょう
  • キャッシュレス決済にも対応:近年、天守閣などでキャッシュレス決済の利用が可能になっているため、現金の準備に不安がある方も安心です
  • おもてなし忍者に注目:園内では「おもてなし忍者」の案内やパフォーマンスが行われることがあり、記念撮影にもおすすめです
  • 最新情報は公式サイトで:お堀の舟乗り体験など季節限定のイベントも開催されるため、訪問前に公式サイト(wakayamajo.jp)でのチェックがおすすめです

和歌山城公園【まとめ】

和歌山城公園は、豊臣秀吉から紀州徳川家へと受け継がれた歴史ある城郭と、無料で楽しめる動物園、国指定名勝の庭園までがコンパクトに詰まった和歌山市を代表する観光スポットです。

天守閣からの360度パノラマ、紅葉渓庭園の美しい景観、そして家族で楽しめる動物園、訪れる人の目的に応じて何通りもの楽しみ方ができるのが魅力です。歴史ある城下町の雰囲気をさらに味わいたい方は、奈良のシリーズ記事とあわせて関西の歴史公園めぐりを楽しんでみてください。

最新の開館状況やイベント情報は、公式サイト「史跡 和歌山城」でご確認いただくことをおすすめします。