◎中海に浮かぶ「出雲の國の箱庭」由志園で牡丹と日本庭園を満喫するガイド

由志園(ゆうしえん)は、島根県松江市八束町の中海に浮かぶ大根島(だいこんしま)にある山陰最大級の池泉回遊式日本庭園です。面積は約4万㎡(約1万2千坪)にもおよび、昭和50年(1975年)9月に開園しました。

大根島は牡丹と高麗人参(雲州人参)の産地として全国的に名高く、由志園はその観光拠点として親しまれています。
「出雲の國の箱庭」と呼ばれるとおり、大山を模した築山や鬼の舌震を思わせる滝など、出雲地方の風景を凝縮したような景観が広がっているのが特徴でしょう。

この記事では、由志園の見どころや歴史、駐車場の詳しい情報、アクセスまで、これから訪れる方が知っておきたい内容をまとめました。

基本情報

  • 住所:〒690-1492 島根県松江市八束町波入1260-2
  • 開園時間:9:30〜17:00(最終受付は閉園30分前)。イベント時期には延長される場合があります
  • 休園日:年中無休
  • 入園料:一般1,000〜1,800円(季節・イベントにより変動)、小中高生は一般料金の半額、幼児は無料です。障害者手帳をお持ちの方は本人と介護者1名が半額、要介護・要支援認定の介護保険証をお持ちの方は本人のみ半額になります
  • 年間入園パスポート:一般はスタンダードプラス2,000円・スイート2,400円、小中高生は大人料金の半額で、年会費のみで何度でも入園できます
  • 問い合わせ:TEL 0852-76-2255

アクセス

  • 車:米子ICから約40分、松江玉造ICから約30分、西尾ICから約12分と、ICによって所要時間に差があります
  • 車(駅から):松江駅から約25分、米子駅から約40分、境港駅から約15分です
  • 飛行機:米子鬼太郎空港から約15分、出雲空港からは約50分かかります
  • バス:JR松江駅から市営バスで約50分、「八束町・由志園入口」下車、徒歩約4分です。境港駅からもコミュニティバスが利用できます

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駐車場の詳しい情報

  • 由志園には無料駐車場が完備されており、自家用車約300台・大型バス約50台という大きな収容力を誇ります
  • 駐車場から庭園の入口までは近く、車いすのままでも庭園を周遊できるバリアフリー設計になっています。車いすの無料貸し出しも受付で行っているので、足の悪い方でも安心して散策できるでしょう
  • 牡丹の見頃となる4月下旬〜5月上旬のゴールデンウィーク期間や、冬のイルミネーション期間は特に混雑しやすいため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします
  • 15名以上で庭園内の食事処を利用する場合は、中海周辺エリア(大根島から約30分圏内)を対象に無料送迎バスの利用も可能です。事前予約が必要になります

特徴・見どころ

🌸 牡丹の名所

  • 約250種の牡丹が育てられており、大根島は日本一の牡丹苗生産地として知られています
  • 春(4月下旬〜5月上旬)に開催される「池泉牡丹」では、約3万輪の牡丹が池を埋め尽くす圧巻の光景が広がります
  • 通年で牡丹を楽しめる室内庭園「牡丹の館」もあり、季節を問わず満開の牡丹を鑑賞できるのが由志園ならではの魅力です

🍃 四季折々の庭園風景

  • 春には牡丹のほか、芍薬や藤なども彩りを添えます
  • 夏はアジサイやミスト庭園で涼を感じられ、秋には紅葉のライトアップが庭園を幻想的に染め上げます
  • 冬は寒牡丹に加え、約130万球のLEDによるイルミネーションが行われ、中四国最大級規模とされる和のライトアップを楽しめます

🏞️ 庭園の構成

  • 庭園は池を中心に巡る池泉回遊式で、大山を模した築山や、名勝「鬼の舌震」を思わせる滝が配されています
  • 宍道湖・中海・斐伊川の風景を取り入れた水の流れは日本海へと至り、弓ヶ浜を表現した州浜や白砂青松庭も見どころです
  • 枯山水庭園や溶岩庭園、奥出雲の渓谷を思わせるエリアなど、出雲地方の多彩な地形が一つの庭に凝縮されています

🌿 雲州人参ミュージアム

  • 高麗人参(雲州人参)の歴史や栽培方法を紹介する施設で、あわせて「平成の人参方長屋門」も併設されています
  • 無料試飲などの体験もでき、大根島に約250年にわたって根付いてきた雲州人参の文化を学べます

🍽️ 食事処

  • 料亭「菖蒲」や食事処「紅葉」など、趣の異なる複数の食事処があり、出雲そばや人参関連のメニュー、庭園を望む季節の会席料理を味わえます
  • 喫茶コーナーでは抹茶なども楽しめ、庭園散策の合間の休憩にぴったりです

歴史・由来

  • 初代園主・門脇栄氏が、大根島の観光振興を志して開園させました。着工は昭和45年(1970年)12月で、昭和50年(1975年)4月に第1期工事が竣工し、同年9月に開園しています
  • 「由志園」という名前は、開園にかけた「志(こころざし)」と、父・由蔵氏の名前から取った一字「由」を組み合わせたものです
  • その後も段階的に拡張が続けられ、昭和57年(1982年)に第2期工事と食事処「禅」が竣工、平成4年(1992年)に第3期工事が竣工するなど、半世紀近くかけて現在の姿へと育てられてきました
  • 平成25年(2013年)には雲州人参の加工施設「平成の人参方」と雲州人参ミュージアムがオープンし、庭園の見どころがさらに広がりました
  • 大根島では約250年前から牡丹と高麗人参の栽培が盛んに行われており、由志園はその伝統と観光を結びつける拠点となっています

訪問アドバイス

  • 牡丹シーズンは早めの来園がおすすめ:ゴールデンウィーク期間は特に混雑するため、開園直後の時間帯を狙うとゆったり散策できるでしょう。
  • 車いすやベビーカーでも安心して回れる:園内はバリアフリー設計で、車いすの無料貸し出しもあるため、足腰に不安がある方も気軽に訪れられます。
  • ペット同伴には注意する:盲導犬・介助犬以外のペットは入園できませんが、無料のペット用ケージが用意されているので、必要な方はスタッフに相談してみてください。
  • 季節ごとのライトアップも要チェック:秋の紅葉ライトアップや冬の和のイルミネーションは、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しめます。
  • 食事つきで訪れるなら送迎バスも検討を:15名以上のグループで園内の食事処を利用する場合は、無料送迎バスが使える場合があるので、事前に問い合わせておくと便利です。

由志園【まとめ】

由志園は、大根島の豊かな自然と半世紀近い歴史が育んできた、出雲地方の風景を凝縮した箱庭のような日本庭園です。春の池泉牡丹から冬のイルミネーションまで、四季ごとにまったく違う表情を見せてくれるのが最大の魅力でしょう。庭園散策と食事、そして特産の高麗人参までを一度に楽しめる、松江観光には外せないスポットといえます。

最新の入園料やイベント情報は、由志園 公式サイトでご確認いただけます。