◎地中海を思わせる丘の上で、オリーブとハーブを五感で満喫——小豆島オリーブ公園

香川県小豆島町にある「小豆島オリーブ公園」は瀬戸内海を見下ろす小高い丘に約2,000本のオリーブ畑が広がる、道の駅併設のテーマパークです。
小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地として知られ、明治41年(1908年)に農商務省の委託でオリーブの試験栽培が始まった際、結実に成功したのはこの島だけだったという歴史があります。その記念すべき土地に整備されたのがこの公園です。

白いギリシャ風車を中心にギリシャの島をイメージした開放的な景観が広がっており、フォトジェニックなスポットが多いのも魅力のひとつ。
実写版『魔女の宅急便』のロケ地としても知られ、映画のセットがそのまま雑貨店「コリコ」として営業しているというユニークな一面もあります。入園は無料で、オリーブとハーブを香りごと楽しめる複合施設として小豆島観光の定番スポットになっています。

この記事では、駐車場やアクセスの詳細から見どころ、グルメや温泉情報まで、初めて訪れる方に役立つ情報をまとめました。島でのプランづくりの参考にしてください。

基本情報

  • 名称:小豆島オリーブ公園(しょうどしまオリーブこうえん)
  • 所在地:〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
  • 電話:0879-82-2200
  • 営業時間:8:30〜17:00(年中無休。施設ごとに異なる場合あり)
  • 入園料:無料

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駐車場について

駐車場は無料で、24時間利用できます。四国地方整備局の道の駅データによると、普通車201台・大型車9台・身障者用3台という内訳で、資料によっては合計約200台と紹介されることもあります。電気自動車用の急速充電スタンドも設置されているので、EV利用者も安心して立ち寄れるでしょう。

  • 観光シーズンの週末や連休は混雑しやすいので、午前中の早い時間帯を狙うと停めやすくなります。
  • 大型バスにも対応しているため、団体旅行やツアーバスでの立ち寄りにも向いています。
  • 駐車場からオリーブ記念館やギリシャ風車までは平坦な道のりで、歩きやすい構造になっています。

アクセス

  • 船(池田港から):車で約10分
  • 船(坂手港から):車で約15分
  • 船(草壁港から):車で約5分
  • 船(土庄港から):車で約25分
  • 船(福田港から):車で約40分
  • バス:小豆島オリーブバス(坂手線・南廻り福田線など)「オリーブ公園口」下車、徒歩約5〜7分。「田ノ浦映画村線」の「サン・オリーブ」下車なら徒歩約1分と、さらに近道です

小豆島への主な航路としては、高松港〜土庄港(フェリー約1時間、高速艇約30分)、高松港〜池田港(フェリー約1時間)、姫路港〜福田港、神戸港〜坂手港などがあります。詳しい時刻表は各フェリー会社の公式サイトで確認してください。

島内は港からオリーブ公園まである程度距離があり、バスの本数もそれほど多くないため、レンタカーを借りてしまうのがもっとも身軽な回り方です。オリーブ公園だけでなく、寒霞渓や二十四の瞳映画村、エンジェルロードなど島内の主要スポットを効率よくまわれます。港ごとにレンタカーの営業所があるので、楽天トラベル(レンタカー)で島内店舗の空き状況を調べてみてください。

🌬️公園のシンボル、白いギリシャ風車

  • 瀬戸内海を背景に丘の上に佇む白い風車で、姉妹島提携を結ぶギリシャ・ミロス島から贈られたものです。
  • 空・海・オリーブ畑のコントラストが美しく、公園を象徴する絶景ポイントになっています。
  • 風車前では「魔法のほうき」を無料でレンタルでき、『魔女の宅急便』のキキのようにほうきにまたがって記念撮影ができます。貸出はオリーブ記念館などで行われているので、写真好きの方はぜひ挑戦してみてください。

🎬映画のセットがそのまま雑貨店に「コリコ」

  • 実写版『魔女の宅急便』の舞台となった架空の街「コリコ」の名を冠したロケセットが、イングリッシュガーデンに囲まれる形で公園内に残されています。
  • 撮影終了後は取り壊されず、そのまま雑貨店として営業しているのが面白いところで、映画ファンにはたまらないスポットです。
  • 近くには「はじまりの本」と呼ばれるフォトスポットもあり、SNS映えを狙う観光客の人気を集めています。

🫒約2,000本が並ぶオリーブ畑とオリーブの路

  • 石畳の「オリーブの路」は木々がアーチ状に連なり、歩くだけで絵になる散策路です。
  • 19品種のオリーブを集めた「世界のオリーブ」エリアもあり、実の大きさや葉の形の違いを見比べる楽しみもあります。
  • 植栽100周年を記念したモニュメントとして、高さ7m・幅5mという大きなオリーブの木が中央に植えられています。
  • 葉の中に2枚がくっついて成長した「ハート型の葉」を見つけると幸せになれるという言い伝えがあり、探しながら歩くのも楽しいひとときです。
  • 1950年3月15日に昭和天皇が小豆島を訪れた際に手ずから播いたオリーブも今なお園内で育っており、この日が「オリーブの日」に制定されたという歴史も残っています。

🌿120種類が香る花と香りのガーデン

  • イングリッシュガーデンをイメージした庭園で、約120種類のハーブやバラが季節ごとに咲き誇ります。
  • ハーブは直接手で触れられるものも多く、香りを確かめながら散策できるのが魅力です。
  • ハーブガーデン内の温室でも一年を通してさまざまな植物を楽しめます。

🏛️オリーブの歴史を学べるオリーブ記念館

  • 白亜の神殿風の建物で、小豆島がオリーブ栽培発祥の地となった経緯や、当時の農業従事者たちの苦労を紹介しています。
  • 売店やカフェも併設されており、休憩がてら立ち寄りやすい造りです。

🫒稼働中の搾油所「コミロス」

  • 「コミロス」は展示施設というより実際に稼働している搾油所で、収穫期の10〜12月には島で採れたオリーブを搾る様子を間近で見学できます。
  • 搾りたてのオイルが持つ青リンゴのような爽やかな香りは、実際に訪れた人だけが体感できる魅力です。
  • 隣には古代ギリシャで使われていたという搾油石や、昔ながらの採油道具も展示されており、オリーブオイルの歴史をたどれます。

♨レストラン・カフェと温泉でひと休み

  • カフェ「OLIVAZ(オリヴァス)」では、小豆島産オリーブオイルを使ったチリンドロンライスやサラダピザが味わえます(営業時間はおおむね11:00〜15:00頃)。
  • レストラン「サン・オリーブ」では丼やオリーブオイル麺など、地産地消にこだわったメニューがそろっています。
  • オリーブソフトクリームは公園の名物として人気が高く、散策の合間の一息にぴったりです。
  • 「サン・オリーブ温泉」は内海湾を見晴らす高台の温浴施設で、ハーブ浴、リラックス浴、エステ浴、露天風呂、歩行浴、寝湯、打たせ湯、サウナなど8種類以上のお風呂を備えています。料金は大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生以下)700円、幼児(3歳未満)無料で、タオルレンタルは約200円です。定休日は水曜日が全館休、木曜日は温泉のみ休業となります。
  • 【重要】2026年7月17日以降、燃料事情の影響で温泉の営業時間が15:00〜20:00(最終受付19:30)に短縮されています。終了時期は未定のため、訪問前に公式サイトで最新の営業時間を確認することを強くおすすめします。

🛏️泊まってじっくり楽しむギリシャ風ロッジ

  • ギリシャ風のロッジ「オリベックスうちのみ」に宿泊すれば、朝夕の静かなオリーブ畑をゆっくり味わえます。
  • テニスコートや体験農園、イベント広場も併設されており、滞在中のアクティビティにも困りません。

🫒隣接する小豆島オリーブ園にも足を延ばして

  • すぐ隣には民間運営の「小豆島オリーブ園」があり、樹齢100年を超える日本最古級のオリーブ原木が今も現存しています。
  • 両園の畑はつながっているため、行き来しながら合わせて見学できるのも見逃せないポイントです。

体験・イベント

  • ハーブクラフト体験:サシェやポプリなどを手作りできます(要予約)。
  • オリーブ収穫体験・採油見学:季節限定で開催され、実際に収穫したオリーブがオイルになる過程を見られます。
  • ハート型オリーブの葉のしおり作り:見つけた葉をラミネート加工してオリジナルのしおりに仕上げられます。
  • 春の「オリーブ&ハーブフェア」、秋の「オリーブ収穫祭」など季節ごとの催しも充実しています。

季節の楽しみ方

  • 春:ハーブガーデンのバラが咲き始め、公園全体が華やかな空気に包まれます。
  • 初夏:オリーブの花は例年5月下旬から6月上旬に見頃を迎え、白く小さな花が枝いっぱいに咲きます。
  • 秋:9月から11月にかけてオリーブの実が収穫期を迎え、コミロスでの搾油見学がもっとも盛り上がる季節です。
  • 冬:観光客が落ち着く時期で、瀬戸内海を見晴らしながらのんびり過ごしたい方にはむしろ狙い目といえます。

訪問アドバイス

  • 温泉の営業時間は2026年7月以降、時短営業が続いています。入浴目的で訪れる方は事前に公式サイトで最新の時間を確認してください。
  • 収穫期の訪問を狙うなら9〜11月がおすすめです。コミロスでの搾油の様子や、オリーブ収穫祭などのイベントもあわせて楽しめます。
  • 魔法のほうきでの撮影はオリーブ記念館などで貸出を行っています。風車前が一番人気の撮影スポットなので、混雑する時間帯は少しずらすと落ち着いて撮れます。
  • 島内の移動はレンタカーが圧倒的に便利です。港からの距離やバスの本数を考えると、他の観光地とセットで回りたい方は特にレンタカーを検討してみてください。
  • 定休日の確認を忘れずに。公園自体は年中無休ですが、サン・オリーブ温泉は水曜全館休、木曜は温泉のみ休業となります。
  • 隣接するオリーブ園もあわせて訪れると、日本最古級のオリーブ原木や、公園とはまた違った雰囲気を楽しめます。

小豆島オリーブ公園【まとめ】

小豆島オリーブ公園は、日本のオリーブ栽培発祥の地という歴史的な背景と地中海を思わせる開放的な景観が同時に楽しめる小豆島観光には欠かせないスポットです。

無料の駐車場と入園料で気軽に立ち寄れるうえ、レストランや温泉まで揃っているので半日から一日かけてじっくり滞在する過ごし方もおすすめできます。

車があれば寒霞渓やエンジェルロードなど島内の他の名所ともスムーズに組み合わせられるでしょう。温泉の営業時間やイベント情報など最新の状況は、小豆島オリーブ公園 公式サイトで確認するのが確実です。