◎久住山を望む高原に広がる西日本最大級のフラワーパーク「くじゅう花公園」

大分県竹田市久住町、標高約800〜850mの久住高原に広がる「くじゅう花公園」は、阿蘇くじゅう国立公園内に位置する西日本最大級のフラワーパークです。約20〜22万平方メートルという広大な敷地に、春から秋にかけて約500種・数百万本もの花々が咲き誇ります。
日本百名山の一つである久住山を借景に阿蘇五岳の眺望や条件が揃えば雲海まで楽しめる、まさに絶景と花のコラボレーションが魅力のスポットです。

1993年に開園し、2026年には開園33周年を迎えました。ピーク時の2003年ごろには年間約60万人もの来園者で賑わったといい、2009年以降は社員有志による新会社運営のもと、体験イベントや自然とのふれあいを重視した運営が続けられています。
標高が高いぶん平地よりも花の見頃が遅れてやってくるため、他の花の名所とは少しずらしたタイミングで長く楽しめるのもこの公園ならではの魅力です。

園内はゆっくり回って約2時間ほど。バリアフリー対応の舗装路が整備されているほか、ペット同伴やドッグランも用意されており、家族連れからカップル、写真好きの方まで幅広く楽しめる高原リゾートといえるでしょう。この記事では、そんなくじゅう花公園の基本情報からアクセス、見どころ、季節ごとの花の楽しみ方までたっぷりご紹介します。

基本情報

  • 名称:くじゅう花公園
  • 所在地:大分県竹田市久住町大字久住4050
  • 開園:1993年(2026年で開園33周年)
  • 営業期間:春〜秋(おおむね3〜11月)。シーズン中は無休。冬季(12月1日〜2月末ごろ)は休園
  • 開園時間:8:30〜17:30(最終受付17:00)。気象状況により変更の場合あり
  • 入園料:一般料金は大人(高校生以上)1,000円・こども(5歳以上)400円。花の見頃に合わせて大人500〜1,300円、こども無料〜500円の間で変動
  • 障がい者割引:本人のみ大人600円・こども300円
  • 年間フリーパス:大人4,000円・こども1,000円(先行入園やグランピング宿泊割引などの特典あり)
  • 支払い方法:現金、クレジットカード、各種電子マネー対応
  • お問い合わせ:0974-76-1422

アクセス

くじゅう花公園は山間部に位置しており、公共交通機関(バス・電車等)では直接来園できません。お車またはタクシーでの来園が必須となるので、事前に計画しておきましょう。

  • 大分市内から:ホワイトロード〜野津原〜長湯経由で約60分
  • 福岡・佐賀方面から:九重ICから四季彩ロード〜やまなみハイウェイ〜瀬の本経由で約50分
  • 北九州方面から:湯布院ICからやまなみハイウェイ〜瀬の本経由で約60分
  • 熊本・鹿児島方面から:熊本ICからミルクロード〜瀬の本経由で約1時間30分
  • 宮崎方面から:延岡市内〜北川町〜三重町〜緒方町〜竹田経由で約2時間

公共交通機関で直接来園できない立地だからこそ、楽天トラベル(レンタカー)での移動が特におすすめです。

駐車場情報

  • 無料の駐車場が約300台分用意されており、バスにも対応しています
  • 花の見頃を迎えるハイシーズンの週末は混み合うこともあるため、早めの時間帯の来園がおすすめです

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くじゅう花公園の見どころ

🌼 標高800mの高原に広がる圧巻の花畑

  • 約20〜22万平方メートルの敷地に約500種の花々が植えられており、そよ風の丘・四季彩の丘・みはらしの丘といった花畑エリアを歩きながら巡ることができます
  • 標高が高いことで平地よりも開花が遅れる分、シーズンを通じて長く花を楽しめるのが特徴です
  • 久住山や阿蘇五岳を借景にした花畑の景色は、写真好きにはたまらないロケーションでしょう

📸 九重連山を一望できるフォトスポット「幸せの扉」

  • 「高原の彩エリア」にあるフォトスポットで、扉の向こうに九重連山の大パノラマが広がります
  • 空に溶け込むような開放的な一枚が撮れると、公園スタッフもおすすめする人気スポットです

🌷 通年で楽しめるテーマエリア

  • 「久住ガーデン」はイギリス風のイングリッシュガーデンで、季節ごとに表情を変えます
  • 「ローズガーデン」は春(SpringRose)と秋(SummerRose表記のとおり夏〜秋にかけても開花)にバラが楽しめるエリアです
  • 雨の日でも安心な温室「アンティル」では、球根ベゴニアなどが一年を通じて咲いています

🍇 摘み取り体験とグルメも充実

  • 夏にはラベンダーやブルーベリーの摘み取り体験ができ、年間フリーパス会員はそれぞれ1回無料で楽しめます
  • レストラン・カフェではバイキングや焼肉、ピザ、カレー、和スイーツ、ジェラートなど幅広いメニューが揃っています
  • ショップではドライフラワーや地元名産品、ハンドメイド雑貨などのお土産探しも楽しめます

✨ 予約不要で参加できる「久住高原 星空の巡り」

  • 毎月第3土曜日の19:00(受付18:00〜)に開催される星空観賞イベントで、専門ガイドによる星のお話や天体望遠鏡での観察が予約不要で楽しめます
  • 参加料金は大人800円・小人400円で、年間パスポート会員は半額になります
  • 久住高原は夜になると気温がぐっと下がるため、暖かい服装での参加がおすすめです
  • なお、恒例だった願い事風船の一斉リリースは、ヘリウムガスの供給状況を受けて2026年4月から当面の間中止となっています

♿ バリアフリー対応と充実の無料貸出サービス

  • 園内のメインルートは舗装されており、車椅子やベビーカーでも周回できます
  • 車椅子、ウォーキングポール、手押し車、ベビーカー、日傘・雨傘、ドッグランは無料で利用できます
  • スタッフガイド付きでお花の説明をしながら園内を案内してくれる有料の「シニアカート」や、電動アシスト車椅子の貸出もあります(シニアカートは雨天・悪天候時は運休となるので注意しましょう)
  • 授乳室も完備されているので、小さな子ども連れでも安心です

🐾 ペットも一緒に楽しめる花公園

  • リードの着用と排泄物の持ち帰り(おしっこは水で流す)を守れば、ペットと一緒に入園できます
  • ドッグランも用意されているので、愛犬を自由に遊ばせることもできます
  • ただし園内のショップへの入店はペット同伴不可となっているので注意しましょう

🏕️ 園内宿泊施設「グランピングパーク HANA to HOSHI」

  • 花公園に隣接するグランピング施設で、年間フリーパス会員は宿泊料金が10%割引になる特典もあります(1棟4名様まで、専用サイトまたは電話予約限定)
  • 花畑と星空をたっぷり満喫したい方には、宿泊とセットでの滞在もおすすめです
  • なお、施設のオートキャンプ場は2026年3月1日から当面の間休止中です。再開時期は未定のため、キャンプ利用を検討している方は事前に公式サイトで確認しましょう

季節ごとの花の見頃

🌸 春(4〜6月頃):チューリップとネモフィラの共演

チューリップやリビングストンデージー、シバザクラ、ポピーに加え、パッチワークのような寄せ植えが楽しめる「春彩の畑」が見どころです。特に最大級8万株ともいわれるネモフィラの青い絨毯は多くの人を惹きつけ、「スプリングフラワーフェスタ」として開催されます。

🌻 夏(6〜8月頃):ラベンダーとひまわりの高原

ラベンダーの摘み取り体験やひまわり畑、ブルーベリー摘み取り、アジサイなどが楽しめる季節です。「清涼の高原 サマーフラワーフェスタ」や「ひまわりフェスティバル」、「ブルーベリー収穫祭」など、夏らしいイベントが目白押しになります。標高の高い久住高原は平地に比べて涼しく過ごしやすいのも魅力です。

🍂 秋(9〜11月頃):マリーゴールドとコスモスが彩る「オータムフラワーフェスタ」

マリーゴールドやケイトウ、コスモス、サルビア、コキア、千日紅などが咲き誇り、「空とつながる天空の花畑 オータムフラワーフェスタ」が開催されます。渡り蝶として知られるアサギマダラが飛来する時期でもあり、自然観察としても楽しめる季節です。

❄️ 冬(12〜2月):冬季休園

くじゅう花公園は例年12月1日から2月末ごろまで冬季休園となります。次のシーズンに向けて、開花情報や再開時期は公式サイトで随時確認するのがおすすめです。


訪問前に知っておきたいアドバイス

  • 公共交通機関では来園できません。お車またはタクシーでの来園を前提に計画を立てましょう
  • 最新の開花状況は事前に確認しましょう。天候によって開花状況が変わるため、公式サイトのスタッフブログや電話(0974-76-1422)での問い合わせが確実です
  • 入園料は変動制です。花の見頃に合わせて料金が変わるため、訪問前に公式サイトでその時期の料金を確認しておくと安心です
  • ドローン撮影は禁止されています。写真撮影を楽しみたい方は、園内のフォトスポットを活用しましょう
  • 夜のイベントは防寒対策を。星空の巡りに参加する場合、標高の高い久住高原は夜になると気温がぐっと下がるため、暖かい服装と歩きやすい靴がおすすめです
  • オートキャンプ場は現在休止中です。グランピングパーク HANA to HOSHIでの宿泊を検討する場合は、事前に公式サイトで最新の利用状況を確認しましょう

くじゅう花公園【まとめ】

くじゅう花公園は、久住山や阿蘇五岳を借景にした標高800mの高原に約500種の花々が咲き誇る西日本最大級のフラワーパークです。

春のネモフィラから夏のラベンダー・ひまわり、秋のコスモス畑まで季節ごとに全く違う表情を見せてくれるのが最大の魅力といえるでしょう。予約不要で参加できる星空観賞イベントや、グランピング施設との連携など、日帰りでもお泊まりでも満喫できる懐の深さも魅力です。

公共交通機関では来園できない立地のため車などでのアクセスを事前にしっかり計画したうえで、標高の高い高原ならではの花景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。最新の開花状況やイベント情報は、公式サイトで随時確認することをおすすめします。