◎柿本人麻呂ゆかりの地で万葉のロマンに触れる「島根県立万葉公園」完全ガイド
島根県立万葉公園(しまねけんりつ まんようこうえん)は島根県益田市高津町にある県立都市公園です。
万葉集の歌人・柿本人麻呂ゆかりの地に、昭和57年(1982年)9月の一部開園を経て、平成20年(2008年)3月に現在の姿として完成しました。浜山公園・石見海浜公園に続く、県内3番目の県立都市公園でもあります。
石見地方は、現存最古の歌集である万葉集に多く詠まれた土地でその大半は8世紀初めにこの地に住んだ歌人・柿本人麻呂の作品といわれています。
万葉のロマンを広く伝え、石見神楽などの郷土芸能に触れられる知的レクリエーションの場として整備された公園は、県立蟠竜湖自然公園の一部でもあり四季折々の自然と万葉文化を一度に味わえるでしょう。
この記事では、5つのエリアに分かれた園内の見どころや、駐車場の詳しい配置、アクセスまで、これから訪れる方が知っておきたい情報をまとめました。
基本情報
- 住所:〒698-0041 島根県益田市高津町イ2402-1
- 開園:入園自由(年中無休)。管理センターの営業時間は8:30〜17:30で、12月29日〜1月3日は休業します
- 料金:入園無料。オートキャンプ場、やすらぎの家、和風休憩所、和風野外音楽堂などの一部施設は有料です
- 問い合わせ:万葉公園管理センター TEL 0856-22-2133(指定管理者:大畑建設株式会社)
- 設備:多機能トイレ、オストメイト対応トイレ、AED、スロープなどバリアフリー対応が充実しています
アクセス
- 車:JR益田駅から約10分。浜田自動車道浜田ICからは国道9号・191号経由で約40〜50分ほどです
- 車(ルート案内):国道9号須子交差点(柿本神社入口)、または国道191号蟠竜湖入口から約3kmで到着します
- バス:JR益田駅から石見交通バス「緑ヶ丘」または「蟠竜湖」行きに乗車し、「高津」停留所下車(約10分)、徒歩約5分です
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駐車場の詳しい情報
- 園内には「正面口駐車場」「中央駐車場」「東口駐車場」の3箇所があり、合計で普通車約300台・大型車8台・身障者用12台を収容できます。大規模なイベントにも対応できる規模です
- 正面口駐車場は管理センターに近く、公園全体の玄関口となる場所です
- 中央駐車場はバスケットゴールなど「天飛の丘エリア」の遊具・広場に隣接しており、子ども連れでの利用に便利でしょう
- 東口駐車場は万葉植物園や高津柿本神社に近く、植物園見学の際に使いやすい駐車場です。ただし夜間は照明がないため、暗くなってからの利用は避けましょう
- 夜間22時〜午前6時の間は、正面駐車場から南口にかけての区間が通行止めとなります。この時間帯は正面駐車場と東口駐車場のみ利用できます
5つのエリアと主な見どころ
📜 万葉の丘エリア(万葉文化)
- 万葉植物園:万葉集に詠まれた植物約160種のうち、植栽可能な153種を歌板とともに展示しています。高津柿本神社に隣接した鎮守の森に囲まれた静かな空間で、歌を読みながら万葉の世界を気軽に散策できます
- 和風野外音楽堂:石見神楽などの郷土芸能ステージとして利用できる有料施設です
- 和風休憩所:万葉集や柿本人麻呂ゆかりの資料を展示する無料の展示室(9:30〜16:30頃)と、有料で利用できる和室の休憩所からなります。裏手には梅原猛氏の書による「柿本人麻呂終焉之地・鴨島展望台」の石碑もあります
- やすらぎの家:抹茶や軽食を楽しめる休憩処で、営業時間は10:00〜16:00(オーダーストップ15:30)です。場所のみの有料利用も可能で、公園のイベントもこちらで開催されます
- 水と青空の広場:石組みの流れに水車とあずまやを配した和風広場です。4月は桜が美しく花見客で賑わい、5月頃には約60匹の鯉のぼりが空を泳ぎます
- 石の広場:万葉時代の石の信仰にちなみ、大伴家持の歌碑を配した落ち着いた雰囲気の広場です
🛝 天飛の丘エリア(スポーツ・レクリエーション)
- 子どもの広場:ドキドキロングスライダーやネットクライミングなど、リニューアルされた遊具が揃い、子どもから大人まで楽しめます。益田市街や日本海を一望でき、春の桜も見事です
- 太陽の広場:平成13年に整備された約2ヘクタールの芝生広場で、スポーツやピクニック、休憩に自由に使えます。南側にはグラウンド・ゴルフのコースも常設されています
- 藤棚:歩道沿いに約200mも続く藤棚で、周辺のベンチや花壇とあわせて人気の散策スポットです
- 球打板・バスケットゴール:球技の練習や遊びに使える施設で、バスケットボールは数に限りがありますが管理センターで無料貸し出しもしています
🐐 天地の丘エリア(自然体験・学習)
- ふれあいの牧:平成16年に供用が始まった、蟠竜湖市民の森と接続する約8.7ヘクタールの施設です。ウォーキングコースが整備され、カブトムシの育成ボックスもあり、昆虫採集や野鳥観察など自然とのふれあいを楽しめます
⛩️ まほろばの丘エリア(歴史・文化)
- まほろばの園:平安時代の風習「曲水の宴」を催せる水の流れを配した、趣のある和風庭園です
- 人麻呂展望広場:柿本人麻呂が大和で詠んだ歌17首の歌碑を配した「大和・旅の広場」と、石見で詠んだ歌や島根ゆかりの歌18首の歌碑を配した「石見の広場」からなります。人麻呂終焉の地と伝わる鴨島跡を望める高台で、日本海を見渡す眺望や朝日の美しさでも人気です
🏕️ 望月の丘エリア(宿泊・便益施設)
- 管理センター:園内のインフォメーションや利用受付を行う総括施設です。ホールや蟠竜湖を望むテラスは無料で利用でき、イベント会場や展示スペースとしても使われます
- オートキャンプ場:有料のオートキャンプ場で、常設サイトを含む14サイト程度が整備されています
訪問アドバイス
- 目的地に応じて駐車場を選ぶ:万葉植物園なら東口、遊具や広場で遊ぶなら中央、管理センターや石見神楽鑑賞なら正面口と、目的地に近い駐車場を選ぶと移動が楽になるでしょう。
- 植物園の坂道に注意する:万葉植物園の散策道は舗装されていますが勾配があり、雨の日は足元が滑りやすいため気をつけてください。
- 夜間の駐車場利用は限定される:22時から翌6時までは正面駐車場〜南口間が通行止めとなるため、夜間は正面口か東口を利用しましょう。
- 石見神楽の公演情報は事前に確認する:和風野外音楽堂でのイベントは開催日が限られるため、公式サイトやイベント情報をチェックしてから訪れるのがおすすめです。
- オートキャンプ場は事前予約がおすすめ:週末や連休は混み合いやすいので、早めの予約を心がけましょう。
島根県立万葉公園【まとめ】
島根県立万葉公園は、柿本人麻呂ゆかりの万葉の世界と、豊かな自然、そして家族で楽しめる遊具までが一体となった益田市を代表する県立都市公園です。
5つのエリアそれぞれに個性があり、歌碑めぐりや植物観察、思いきり体を動かす遊びまで訪れる人の目的に合わせた過ごし方ができます。
隣接する高津柿本神社や蟠竜湖ともあわせて、万葉の時代に思いを馳せる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最新のイベント情報や施設利用料金は、島根県立万葉公園 公式サイトでご確認いただけます。
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- 益田市 公園
