◎国宝天守と四季の桜・椿が彩る松江城山公園完全ガイド
松江城山公園(まつえじょうざんこうえん)は、島根県松江市殿町にある都市公園で国宝・松江城を中心とした広大な城跡一帯を整備したものです。市民に最も親しまれている公園の一つで史跡としての価値と季節の自然美が調和したスポットです。
山陰地方で唯一現存する天守を持ち、現存12天守の一つに数えられる松江城は2015年に天守が国宝に指定され、城跡全体が国の史跡になっています。
天守からの眺望はもちろん、春の桜、初夏のツツジ、そして西日本有数のヤブツバキ群落まで一年を通じて自然と歴史を楽しめる公園です。
この記事では、松江城山公園の歴史や見どころ、季節の魅力、最新の料金・アクセス情報まで、これから訪れる方が知っておきたい情報をまとめました。
概要・歴史
- 松江城は、慶長16年(1611年)に堀尾吉晴・忠氏親子によって標高約29mの亀田山に築かれた平山城です。別名「千鳥城」
- 山陰地方で唯一現存する天守を持ち、現存12天守の一つ。2015年に天守が国宝に指定され、城跡全体が国の史跡に指定されています
- かつて北方の赤山・宇賀山・亀田山と地続きの山系でしたが、築城時に宇賀山を切り割り、堀を設けて独立丘陵としました
- 明治の廃城令で多くの建物が失われましたが、天守は地元の尽力で保存され、昭和初期に公園として整備されました
- 現在は本丸・二の丸を中心に散策できるようになっています
主な見どころ
- 国宝松江城天守:四重五階地下一階の望楼式天守です。黒塗りの下見板張りが特徴で、最上階からは松江市街や宍道湖を一望できます。内部には武器・武具などの展示もあります
- 復元された櫓:南櫓・中櫓・太鼓櫓などが復元されています
- 興雲閣:明治36年(1903年)築の擬洋風建築で、県指定有形文化財です。かつて迎賓館や展覧会場として使われました
- 神社:松江神社、松江護国神社、城山稲荷神社があります。城山稲荷神社はきつね像が多く、小泉八雲ゆかりの地としても知られています
- 石垣・堀:実戦的な石垣や堀がよく残っており、堀川遊覧船との組み合わせもおすすめです
季節の魅力
🌸 春(3月下旬〜4月上旬)
- 本丸を中心にソメイヨシノを中心としたシダレザクラ・ヤマザクラなど約180〜190本の桜が咲き、「日本さくら名所100選」に選定されています
- 黒っぽい天守とのコントラストが美しく、例年4月頃には「お城まつり」が開催され、ボンボリやライトアップで夜桜を楽しめるほか、武者行列などのイベントも行われます
🌺 5月
- ツツジ約200本が見頃を迎えます
🌳 椿
- 公園の西〜北側の森一帯には約4,200本のヤブツバキ群落があり、日本三大ヤブツバキ群の一つとされています
- 毎年3月には椿花展や椿谷探訪などのイベントも開催されます
🍁 その他の季節
- 緑濃い夏、紅葉の秋、ライトアップされた冬の天守など、一年を通じて異なる表情を楽しめます
- 園内の茶店では、桜餅や抹茶、ぼてぼて茶が名物です
基本情報(2026年8月現在)
- 住所:島根県松江市殿町1-5
- 公園内:入園無料・原則年中無休(本丸は時間制限あり)
- 本丸開門時間:4月1日〜9月30日は8:00〜18:30、10月1日〜3月31日は8:00〜17:30
- 天守登閣時間:4月1日〜9月30日は8:30〜18:00(受付終了17:30)、10月1日〜3月31日は8:30〜17:00(受付終了16:30)。年中無休です
- 天守入場料(令和8年7月1日改定)
- 個人:大人1,200円/小・中学生無料
- 団体(30名以上):大人960円/小・中学生無料
- 松江市民:大人600円/小・中学生無料
- 障がい者手帳等所持者および介護者1名:無料
- 駐車場:市営大手前駐車場(普通車約67台・有料。1時間未満300円〜、上限あり)
- 問い合わせ:松江城山公園管理事務所 TEL 0852-21-4030
※天守入場時は靴を脱ぎ、靴袋に入れて持ち込みます。各種クレジットカードや交通系ICカードなどのキャッシュレス決済にも対応しており、Webチケットも利用可能です。
アクセス
- 公共交通:JR松江駅から「ぐるっと松江レイクライン」バスで約10分、「松江城(大手前)」または「県庁前」下車、徒歩5〜8分
- 車:山陰自動車道松江西ICから約15〜20分(約6km)
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「令和の大修理」について
- 天守の大規模修理「令和の大修理」が予定されており、当初は2027年度から3年間の計画でしたが、専門家による詳細調査の結果、修理箇所が増えたことや資材価格の高騰などにより、事業費は当初の約14.5億円から約29億円に、工期も2027年6月から2030年12月までの3年7カ月間に見込みが変更されています
- 前回の大規模修理(昭和の大修理、昭和25〜30年)から約70年ぶりの本格的な改修で、屋根瓦の摩耗や外壁の下見板の損傷、雨漏りへの対応が中心です。今回は解体は行わず、屋根のふき替えや外壁の補修が中心となる予定です
- 令和8年(2026年)7月からの天守入場料の改定は、この修理費用の財源確保が目的の一つとなっています
- 修理期間中も原則として登閣は可能とされていますが、見学ルートや外観の見え方が変わる可能性もあるため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です
訪問アドバイス
- 桜の時期は混雑に注意する:お城まつり期間中は特に多くの人で賑わうため、時間に余裕を持って訪れましょう。
- 天守内は靴を脱いで見学する:靴袋が用意されていますが、脱ぎ履きしやすい靴で訪れると快適です。
- 堀川遊覧船とあわせて楽しむ:城の石垣や堀を水上から眺められる堀川遊覧船との組み合わせがおすすめです。
- 松江市民割引を活用する:松江市民は天守入場料が割引になるため、身分証などの提示を忘れずに。
- 修理期間の情報は事前に確認する:「令和の大修理」の工期や見学ルートの変更点は、訪問前に公式サイトで最新情報をチェックしましょう。
松江城山公園【まとめ】
松江城山公園は、国宝天守を中心に、桜・ツツジ・ヤブツバキと四季折々の自然が彩る松江市民に最も親しまれている公園です。
歴史的な史跡としての価値と、季節ごとに変化する景観をあわせて楽しめるのが大きな魅力でしょう。今後「令和の大修理」も控えているため、現在の天守の姿を見にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
最新の料金やイベント情報は、国宝 松江城 公式サイトでご確認いただけます。
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- 松江市 公園
